養育費の取り決めをしている母子世帯は半分以下で、また、継続して養育費を受け取っているのは3割ぐらいといわれています。ということは、養育費の受給率が低いうえに、踏み倒しされている母子世帯が多いのだといえるでしょう。

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まずは養育費を踏み倒されないようにしましょう
養育費を踏み倒されたとき、最も効果的な回収方法と言えば「強制執行による差し押さえ」でしょう。

3つの申立要件とは
- 債権名義を取得すること
- 元夫の現住所の情報
- 差し押さえる財産の情報
今までは債権名義を取得できても、元夫の現住所や差し押さえる財産情報といった2つの申立要件を満たせないという方が少なくなかったようです。

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2020年4月1日に法改正されました
養育費の不払いについて 取り決めたはずの養育費の不払い、泣き寝入りするしかないのでしょうか?最初は支払ってくれていたけど、だんだん滞り、しまいには払わなくなった。しかも督促しようとしたら携帯電話はつな ...
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法改正されたことで申立要件を満たしやすくなったんです

法改正の3つのポイント
- 財産開示手続の利用者枠が拡大された
- 財産開示手続時の出頭拒否や虚偽申告に対して刑事罰が科されるようになった
- 第三者からの情報取得手続きが可能になった
不払いになっている養育費を取り立てやすくなったんです
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養育費の不払いで悩んでいませんか?
養育費を払わなかったらどうなる? 養育費を払ってもらいたいのに払ってもらえない。相手の財産を差し押さえようにもどのような財産があるのかわからないので差押え手続きもできない。 そんなときは 債務者に財産 ...
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協議離婚された方、必見!公正証書の有無で差し押さえの申立手続きは違います
裁判所へ強制執行による差し押さえを申し立てるには、申立権利の証明となる債権名義の取得が必須条件になります。債権名義を取得できていない場合は、まず取得することから始めなければいけません。

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公正証書あり!養育費の請求の仕方について
すでに公正証書や調停書がある場合、養育費請求調停を行わずに元配偶者の財産を差し押さえることが可能です!そして、家庭裁判所での調停や審判などの取決めを守らない場合、裁判所からそれを守らせるための勧告をす ...
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口約束しかしていなかった養育費の取り決め
離婚をするときに、離婚公正証書を作成しないこともあるでしょう。当事者間だけで作った協議離婚合意書のみがあるケース、養育費の支払いが口約束だけで協議離婚合意書を作成していないケースなど。または、養育費の ...
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公正証書を作成しましょう
公正証書とは
公正証書とは、裁判官・検察官・法務局長などの法律の専門家の中から法務大臣に任命された公証人が作成している文書のことです。「公正証書」には法的効力や執行力があり、養育費の請求については、強制執行が可能となります
公正証書があれば、裁判所を介さずとも強制的に給料や銀行口座など、相手の財産を差し押えることが可能です。とはいっても、相手が内容証明書による養育費の請求に応じない場合、公正証書の作成にも応じないと思われます。そのため、通常は調停を申し立てることになります。
養育費請求調停を行い、正式な書類を作成する
公正証書と同様の効力をもつのが「調停調書」になります。作成するためには、家庭裁判所に「養育費請求調停」を申し立てる必要があります。








家庭裁判所に申立をすることによって、調停委員の立会のもと、双方から事情を聴いたり、必要に応じて資料を提出するなどのやりとりを行い、相手が合意すれば調停書を作成してもらい、その後の支払いが滞った際には強制執行が行えるようになります。
調停がこじれた場合
養育費請求調停は期日に出頭を強制できるものではないので、調停に元パートナーが訪れないこともあります。また、話がまとまらずにこじれてしまうケースもあります。もし、養育費請求調停が不成立となってしまった場合には、裁判所による「審判」に移行することになります。


審判は裁判所による決定であるので、審判後に養育費の未払いが発生した際は強制執行で給料・財産の差押えを行えるようになります。一方、審判が納得できない結果となってしまった場合は、「即時抗告」といって2週間以内に不服の申立を行うことができます。その場合は家庭裁判所に代わり、高等裁判所が再度審理を行うことになります
審判を有利に進めるには弁護士に依頼するといいでしょう
養育費の請求については、自身で裁判所とやりとりをすることも可能ですが、どんなに正しい主張があったとしても「裁判官からの質問にどう答えればいいのかわからない」「どんな証拠を用意すればいいかわからない」となると、裁判官が認めてくれる可能性が低くなってしまいます。弁護士は法律のプロなので、裁判所とのやりとりに慣れていますし、証拠をそろえるために有益なアドバイスを受けることも可能です。
また、弁護士はあなたの代理人になるため、元パートナーと顔を合わすことなく、手続きを進めることも可能です
養育費の踏み倒しに備えて養育費保証サービスの検討を
養育費の踏み倒しを防止するためにも、最近、多くのシングルマザーから注目を集めているのが、民間保証会社の「養育費保証サービス」です。

「養育費保証サービス」について
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未払い養育費の問題。自治体と民間の「養育費保証」サービスについて
ひとり親家庭の貧困理由として挙げられるのが「養育費の未払い」です。今、この問題を受け、自治体が民間の保証会社と連携して養育費の受け取りを支援する動きが広がっているのをご存じですか? 母子家庭で養育費を ...
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